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一条高校附属中学校入試に向けて

-説明会で見えたもの-
説明会について公式には、奈良教育委員会の「市立一条高等学校附属中学校」のページをご覧ください。

一条高校附属中学校説明会の様子

一条高校附属中学校説明会 奈良市立一条高等学校附属中学校の説明会は1回目が昨年12月8日にオンラインで、2回目が3月27日・28日に、3回目が7月18・18日に一条高校内のICHIJO HALL 2020で開催されました。3月の説明会では200組以上・7月の説明会でも500組以上の参加があり、多くの方が高い関心を持っておられることがうかがえる説明会になっていました。

来春行われる検査

一条高校附属中学校適性検査サンプル問題 この説明会で来春行われる入学者の決定で行われる検査についても発表されました。検査は適性検査Ⅰ、適性検査Ⅱ、面接、小学校から提出される調査書で、これらを総合的に判断して入学者を決定することになるようです。今回の説明会では適性検査のサンプル問題が配られました。適性検査Ⅰでは、「文章や資料を読み解き、課題を整理して適切に表現する力や、自らの考えを事実にもとづいて表現する力を測る」とされ、適性検査Ⅱでは、「身近な自然現象やグラフ、図、データ等を分析し考察する力や、課題解決に向けて論理的に思考・判断し表現する力を測る。」とされています。

適性検査Ⅰ・Ⅱは、3月の説明会のページで公開されております。
適性検査1サンプル問題 [PDFファイル/1.18MB]
適性検査2サンプル問題 [PDFファイル/741KB]
適性検査1正答例 [PDFファイル/319KB]
適性検査2正答例 [PDFファイル/432KB]

どのような力が必要か

 実際に配られたサンプル問題を見てみると、適性検査ⅠでもⅡでもただ単に知識を詰め込んでおけばできるといった問題ではありません。また算数でも計算の速さだけを求められたり、〇〇算といった特定の問題の解き方が求められたりする問題ではありません。与えられた文章を正しく読み解くことが求められています。文章を読み解くことの中には、グラフや図表を正しく理解し文章の中で解釈する力も含まれています。また読み解くだけではなく、自分の今までに持っている知識と組み合わせた上で、論理的に考え自らの意見をまとめて文書化する力も必要になっています。
 一条高校附属中学校の適性検査だけではなく、今年初めて行われた大学入学共通テストでも同じ傾向がはっきりとしており、教科書に書かれていることを丸暗記しただけの知識ではなく、自分の持っている知識をいかに活用するかが問われることになっています。

富雄個別塾でお役に立てること

 富雄個別塾の「脳力開発講座」は、最近の中学校での定期試験や高校入試、大学入試さらには社会人になってからも必要な力を、小学生の間からトレーニングしてつけておいてもらいたいとの思いから導入した講座です。脳力開発講座では、文章を早く正確に読み解く力=速読解力と、ものごとを論理的にしっかり考え抜く力=思考力を鍛えます。学校の教科の学習のベースになる力を鍛えることができる講座です。さらに脳力開発講座を受講いただいている生徒のうち希望者には、「論理作文」のトレーニングを行っていただくことも可能です。
 今回の一条高校附属中学校の適性検査Ⅰの中には、原稿用紙の正しい書き方に則って、200字から300字の2段落構成で作文する問題も含まれています。表やグラフの入った文章を早く正確に読み解き、論理的に考え抜いて、それを自分の言葉でまとめて文章にする。これこそが富雄個別塾の「脳力開発講座」の目指しているものであり、一条高校附属中学校の入試、さらには一生必要とされる力です。ぜひ一度「脳力開発講座」をご検討ください。

「チャレンジ問題4」として一条高校附属中学校で出題されていた問題

水槽に水とスーパーボールが入っています。重さの合計は100kgで、その重さの99%が水です。しばらくすると水が蒸発して、水の重さは全体の98%になりました。このとき、水の重さは何kgですか?
出展;奈良市教育委員会ホームページ 一条高校附属中学校説明会のページより
 
中学1年生で習う一次方程式を学んでいれば、蒸発後の水の重さをxkgとして水の重さ(xkg)が全体の重さ(xkgとスパーボールの重さの和)の98%であるとして方程式をつくり解を導くことができますが、小学校6年生では文字式について少し触れられていますが、まだ方程式を使うことはできません。この問題で重さが求められるものは、蒸発前の水の重さと、スパーボールの重さになります。これを手掛かりに答えを導き出しましょう。

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